百合ヶ丘駅から徒歩1分の隠れ家 Coffee&Beer 轍 WADACHI

Coffee&Beer 轍 WADACHI

百合ヶ丘駅から徒歩1分の隠れ家

 小田急線の百合ヶ丘駅のすぐ近くに本当の隠れ家のような店が出来ているという噂を聞きつけた本誌記者が突撃取材を敢行した。

 百合ヶ丘駅の南口に出ると可愛い立て看板を発見。
案内に従って百合ストア横の怪しげな路地を恐るおそる入っていくと何やら素敵なお店が見えてきた。

美味しい珈琲と音楽を楽しむ空間

 大変失礼な言い方ですが、こんな所にこんな素敵なお店があったなんて!と記者は驚いた。
お店は5月1日にオープンしたばかり。

 「新元号令和と同じ日にスタートしました」とはマスターの佐々木さん。
本当に美味しい珈琲を心地良い音楽を聴きながら楽しんで欲しい。
店内には佐々木さんご夫婦のこだわりと想いが随所に散りばめられています。

一杯ずつハンドドリップで淹れる珈琲

 ちょっと懐かしい喫茶店を彷彿とさせる店内で、まずは珈琲をいただいてみた。
お薦めの期間限定の春のブレンドを注文。
マスターが注文を受けてから豆を挽きペーパーフィルターで淹れてくれました。

 キューバのコーヒー豆をメインにブレンドしたというお話を聞きながら飲んだ珈琲にビックリ。
何を隠そう記者は実はコーヒーが苦手でいつもミルクや砂糖を入れて飲んでました。
それがこちらの珈琲は香りが良く、スッキリとした飲み口でスルスルと喉を滑り落ちていきます。
恥ずかしながら、珈琲って美味しいなあと初めての体験をしました。

喫茶店ですが食事も結構充実

 食事メニューも充実。昔懐かしいスパゲティナポリタンは2.2ミリの極太麺を使い、しっかりと火の通ったケチャップソースがマイルドで美味しい。

 大人気だというセイロンカツライスはスパイシーなカレーリゾットにカツが乗ったボリュームの一品。

 中でもA5等級の黒毛和牛サーロインを使ったビーフカツサンドウィッチはマスターの超お薦め。
サンドウィッチにするのが勿体無いくらいですが、これもマスターが会社員時代、関西に単身赴任していた時に京都で覚えたレシピだそうです。

店内は真空管アンプとJBLスピーカーから素敵な音楽でいっぱい

 壁面の棚には、今ではなかなか聴けなくなったレコードやCDがぎっしり。
オーナーご夫妻の青春時代からのコレクションとのことで70、80年代のジャズやポップスが並んでいて、懐かしい真空管アンプから流れるコルトレーンやビッグバンドジャズの音は心地良く伝わってきます。
お客様持ち込みのレコードを掛けたり、お店で預かるサービスがあるというのも嬉しい。

 店内にはマスターの趣味でもあるヴィンテージ自転車も展示されていて、自転車好きの愛好家達も集まってくるといいます。
記者は自転車には詳しくないけれど、いつの時代のモノでも機能性を極めたものには美しさがあるというマスターの話を聞いて納得しました。

 ちょっと懐かしさを感じる店内にはオーナーご夫妻のお人柄とこだわりがいっぱい。
久しぶりにゆったりとした時間を過ごさせてもらいました。

 今度は仕事抜きで来たいなあと思いながら店を後にしました。美味しい珈琲と音楽を楽しんで欲しい

Coffee&Beer 轍 WADACHI

川崎市麻生区百合丘1-1-8 コトー百合丘1F TEL :044-819-8170
営業:11:00~21:00 毎週木曜日定休
https://www.wadachi-coffee.com/